サイバーコンドリアってご存知ですか? ~ネット社会がもたらす現代病についてまとめました~
こんにちは。
台風17号の影響で突風に煽られ洗濯物が飛ばされてしまった与太郎です。
突然ですが、「サイバーコンドリア」ってご存知でしょうか。
本稿では実体験を元に、現代病とされるサイバーコンドリアについてお話ししたいと思います。
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サイバーコンドリアについて
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調べるきっかけ
頭痛・吐き気・めまい等原因がはっきりしない症状は誰しも不安になるというもの。
ただし病院で診察する時間もないと、つい知恵袋感覚でネットで検索してしまいます。
このように皆さんは不意に体調不良になった際に、症状をネットで検索してみたことはありますか。
ある時、しばらく頭痛が続いたので「頭痛 原因」でgoogle検索をしました。実はこの記事を書くきっかけになったのが自分の片頭痛なのです(笑)。
すると「総合病院」「脳外科医」のサイトがヒットして、頭痛に関する原因や病名・対処法等が細かく記載されています。
いくつかサイトを閲覧していると、「くも膜下出血」「脳梗塞」「脳腫瘍」についてもちらほら・・・。
調べたら調べるほど自分の頭痛は重大な病気ではないかと思い込む。
でもまだ若いし・・・。でも最近血圧高かった・・・。家族や仕事が・・・。
他のサイトを見れば見るほど憂鬱になっていく。
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サイバーコンドリアとは
つまり「サイバーコンドリア」とは
頭痛の程度や時期からくる「自身の主観的症状」と、「医師の客観的視点をもった学術的見地」が、一方通行の情報共有しかできないインターネット上を媒介することで起こった一種の心気症*1です。
「ネットうつ」に責任感じた?グーグルが「自己診断ツール」提供
— ニューズウィーク日本版 (@Newsweek_JAPAN) September 2, 2017
ネット検索を使った「素人診断」でうつ病になる現代病「サイバーコンドリア」も防げそうだhttps://t.co/gNLtaliIkK #グーグル #うつ病 #診断 #メンタル #ネット #サイバーコンドリア pic.twitter.com/D244f7k9Q4
hypochondria(心気症)とcyber(サイバー:インターネットのこと)を組み合わせてできた造語で、ネット社会が普及した2000年代からできた言葉だそうです。
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結果
結局、地元の総合病院で診察を受け、CTやMRIで調べても原因不明。何故か漢方薬を処方していただきその日は安静しました。
その後サイバーコンドリアという現代病・心気症の存在を奇しくもインターネットで知りまして、今は漢方薬で様子を見ています。
医師からは漢方薬に即効性はなく、体質改善の補助をする効果しかないと言われました。それでも一通り診察してもらって処方箋をいただいているだけで頭痛が楽になった気がします。
「病は気から」といいますが、心気症への付き合い方もまた気のもちようなのかもしれませんね。
ご覧いただきありがとうございました。
*1:(しんきしょう、英: hypochondriasis)とは、身体の徴候や症状の誤った解釈のため、病気にかかるあるいはかかっているとの思い込みが6か月以上持続しており、それが著しい苦痛や機能の障害を呈している精神障害である。(wikipedia参照)